皆さんこんにちは!元声優ライターみーと(@miitoww)です。
今回のテーマは、「声優になるまでにかかる費用について」です。
「声優になるために養成所や専門学校に通う」と言う人がほとんどだと思います。
そのために、学費やら生活費やらなんやら調べている人が多いのではないでしょうか?
しかし、「バイトすればなんとかなるさ」精神で通い出すと、必ずどこかで生活が行き詰ります。

こんな人に見て欲しい!
- 一人暮らしをしながら声優を目指すにはどれくらいお金が必要なの?
- 声優養成所(専門学校)に通うためにどれくらい貯金すべき?
- バイトしながら声優を目指すのは大変?
ただ、お金の話をするのもつまらないので、今回は声優になるまでの経歴とかかった費用についてお話していきます!

筆者も通っていた「ヒューマンアカデミー」は、90社以上の声優事務所が集まる声優オーディションを在校生全員受験することができます。
私も、この大型オーディションでプロの声優になることができました。
気になる人はこちらから資料請求してみましょう!

もくじ
声優になるにはお金がめちゃくちゃかかる

声優になるためには、声優養成所の付属養成所や専門学校に通い、声優の基礎や演技力などを学びます。
養成所・専門学校の学費
- 養成所・専門学校(短期):平均50万(年間)
- 専門学校(全日制):平均110万(年間)
声優養成所・専門学校の平均学費はこんな感じ。
もし、自分で学費を払うとしたら高すぎますよね。
さらに、1人暮らしをしながら声優を目指すとしたら…?
1人暮らしで必要な主な費用
- 家賃
- 光熱費
- 税金
- 食費
- 交際費

24歳で上京・27歳で声優になる
私が声優を目指そうと決めたのが23歳。
そして、24歳で上京して27歳の時に声優になりました。
社会人から声優を目指したい人は、ぜひこちらもご覧ください!
3年間の声優志望時代、手持ちの生活費を全て声優関連に使いこんだ私。

そもそも、まともに生活できていたのか?
皆さんが気になるであろう2つの疑問にお答えしていきます。
27歳で声優になるまでにかかった費用を計算してみた

私が27歳で声優になるまでにかかった費用を計算してみました。
今回は、声優関連の費用のみ計算しているので、その他生活費は入れていません。
23歳~上京するまでに50万貯金
23歳で「声優になるぞ!」と決意した私は、正社員の仕事を辞めてWワークを始めました。
Wワークの内容
- カフェ:朝6時半~12時
- 事務:昼14時~夜10時
今考えると恐ろしい生活をしていますが、当時はやる気と若さでなんとかなりましたね。
ここで、約50万貯金することに成功します。
正直、もっと貯金できたと思うのですが、最後の最後で甘えが出てしまいました。
24歳~声優養成所に2年間通う
24歳で某声優養成所へ通うために上京します。
養成所は、週1回2時間半のレッスンです。
↓社会人から通えるおすすめ声優養成所をまとめた記事はこちら↓
その時間以外は、バイトか練習に明け暮れる毎日でした。
声優志望におすすめのアルバイトをこちらでご紹介しています!
声優の勉強を始めた年だったので、アクセント辞典も購入しました。
完全無知だった私は、とりあえず「CD付きだしNHKのやつより安いし」という理由で「新明解日本語アクセント辞典 第2版 CD付き」を選びました。
この年でかかった費用
- 養成所(入所代+1年目の学費):510,000円
- アクセント辞典:3,000円(リニューアル前だったのでもう少し安かったはず)
合計金額:513,000円
25歳~声優・舞台系のワークショップへ通う
1年間養成所に通って私なりに頑張ったつもりでしたが、自分でも上手くなった実感が湧きませんでした。

講師からの評価もイマイチ
経験者ぞろいの同期と実力差が全く縮まらない
養成所のレッスンで、自分のために与えらえる時間は10分未満。
「人の演技を見るのも勉強」というけれど、実際にやってみないことには身に付かないんじゃないか?
そう思った私は、養成所2年目に入ったと同時に声優・舞台系のワークショップに通い出します。
こちらのワークショップは、発声・滑舌・ナレーション・アフレコなどの声優レッスンから、舞台向けの演技レッスンまで幅広くおこなわれていました。

集中してレッスンを受けることができました
ここで、声優の基礎中の基礎を学んで、演技の「え」の字程度は分かるようになったかな?という感じ。
ただ、この頃からWスクールの費用の影響で、生活が苦しくなっていきました。
このワークショップは、当時の月謝が25,000円。

結局、月謝が払えず8カ月程度でワークショップを辞めることに…。
この年でかかった費用
- 養成所(2年目の学費):410,000円
- ワークショップ(入所金+月謝25,000円×8):210,000円
合計金額:610,000円
26歳前半~別の声優ワークショップへ通う
進級オーディションに落ちて養成所を退所した私。
新たにレッスンする場所を求めて、無料体験レッスンを受けまくる日々。
そして今度は、アフレコメインの声優ワークショップに通うことになります。

月謝は10000円程で、前のワークショップと比べたらコストは下がっています。
しかし、当時は学費を払うために借金をしていたので、相変わらず生活は苦しかったです。
この年の前半でかかった費用
- ワークショップ(入所金+月謝10,000円×6): 63,000円
合計金額:63,000円
26歳後半~専門学校へ半年間通う
声優ワークショップの講師の勧めで、26歳の後半からヒューマンアカデミーの夜間・週末コースへ通い出します。
その他アミューズメントメディア総合学院など、当ブログおすすめの声優専門学校をこちらでご紹介。

目的はただ1つ。専門学校経由の所属オーディションを受けまくって、1つでも所属合格を勝ち取ること。
学ぶというよりかはオーディション目的で入学しましたが、結果的に専門学校で学んだことも多かったです。
専門学校で1番学べたことは、オーディション対策でした。
専門学校で実際に学んだ「声優オーディション対策の内容」はこちら!
専門学校に通うのも学費がかかります。
しかし、講師の紹介割引で入学金が無料だったのと分割支払いだったので、全額前払いだった養成所時代と比べるとまだ楽に感じました。
さらに、声優オーディションに必要な宣材写真を撮る時もお金がかかります。
声優オーディションの宣材写真については詳しく知りたい人はこちらから!
今まで、借金を作っては返済する生活を繰り返していた私のストレスはもうピーク寸前。
「これで声がかからなかったらもう諦めよう」と決めていました。
この年の後半にかかった費用
- ワークショップ(月謝10000円×6):60,000円
- 専門学校:31,1000円
- 宣材写真(1回取り直しています):20,000円(1回目)3,000円(2回目)
合計金額:394,000円
27歳~声優事務所の預かり所属に!
あちこち声優オーディションを受けまくった私は、とある声優事務所から預かり所属のお誘いが!
いやぁ~嬉しかった!今まで辛いことや悔しいことだらけの日々が一気に報われた瞬間でした。
胸を張って歩み出したプロ声優への道。
しかし、残念ながらわずか1年で声優業を辞めることになります。
なぜ私が声優を辞めようと思ったのか知りたい人はこちらから!
私が声優になるまでにかかった費用は158万円以上

私が声優になるまでかかった費用を計算した結果、158万円以上であることが分かりました。

「以上」と付けたのは、今回計算したのが声優に関するお金のみだから。
この金額に、さらに生活費なども足すと…。

お察しの通り、たかが50万ぽっちの貯金ではまともな生活を送ることができませんでした。
貧乏生活の主なエピソード
- 毎月自由に使えるお金が1万円以内
- 借金しまくり(今は返済しています)
- たまにガスが止められる
声優養成所や専門学校へ通おうと考えている皆さんは、今のうちに貯金をたくさん作ることをおすすめします。

自分で学費を出す場合は、事前に学費分の貯金は作っておきたいところ。
親が払ってくれる学生さんは、今のうちにお金の正しい使い方や節約術を身に付けると、今後の生活が楽になるでしょう。
声優を目指すなら、勢いに身を任せ過ぎず入念な計画を立ててから行動に移してくださいね。