こんにちは!元声優ライターみーと(@miitoww)です!
今回のテーマは、「声優志望と講師の関係性」についてです。
声優養成所や専門学校には、必ず講師がいます。
私たち声優志望は、その講師にアドバイスを貰いつつ仲間たちとスキルを高め合う。
そして、皆で力を合わせて事務所所属・売れっ子プロ声優を目指して…。


声優養成所の講師は、声優を目指す皆さんの味方ではありません。
あくまでも、ダイヤモンドの原石を見つけるのが役目であって
いわば声優オーディションの審査員と同じ立場の人間なんです。

こんな人に読んで欲しい!
- 「養成所に通えば講師に一から十まで教えてくれる」と思っている
- 同期と比べて講師からのアドバイスが少ない
- 講師から気に入られていない気がする…
講師から全く見向きもされなかった私の養成所時代や、講師にしてはいけないNG行動BEST3をご紹介していきます!
もくじ
【体験談】講師にとことん相手にされなかった養成所時代のお話

未経験で声優養成所に入った私は、今思えばなかなか悲惨な時間を過ごしたなと思っています。
とにかく下手くそすぎて、講師からも同期からも全く相手にされない。
これから養成所に通う予定に人…私みたいにならないようにしっかり練習するんだよ。
養成所は入所時点から競争が始まっている
とある声優養成所の入所オーディションの合格通知を頂き、ワクワクしながら声優の世界へ足を踏み入れた私。
入所前、私が抱いていた養成所のイメージはこんな感じ。
養成所のイメージ
- 未経験者の私でも優しく丁寧に教えてくれる
- 皆で時に励まし合いながら一緒に成長していく
パンフレットにも「初心者も安心!」「声優の基礎を1から教えます」と書かれているし
とりあえず養成所に通っておけば、自然と身に付くものなのかなと勝手に思っていました。

しかし、養成所のレッスン初日に、その考えは見事に打ち砕かれます。
皆、超声がデカい。
「おはようございます!!!!!」と教室中に響き渡る声で挨拶して、講師が来た瞬間最敬礼をしながらまた挨拶。

初日は、講師と生徒の自己紹介のみでしたが、まぁみんな自分の特技をバンバン披露していきます。
ものまねや早口言葉、バク転やV字開脚などここぞとばかりに見せつけてくる同期。
一方、何も用意していなかった私は、「未経験ですが頑張りますので宜しくお願いします」としか言えませんでした(笑)

私のクラスは、専門学校や他の養成所で声優の勉強をしてきた人がほとんどで、未経験者はほんの数人。
当時は「なんかエラィ張り切ってるなぁ」という感想しかなかったのですが、初日だからこそ講師に良い印象を与えたいという決死のアピールだったんですよね。
講師からいち早く顔を名前を覚えてもらえれば、レッスン中にアドバイスが貰える回数が増えるかもしれない。
逆にアピールを一切しなかった私は、のちのちレッスンで苦労することになるのです…。
レッスン1つに対する気合の入り方が違う
そんな圧倒的な空間の中で始まった養成所のレッスン。
最初は、テキストの音読から始まったのですが、経験者と未経験者で実力の差は歴然。

レッスン前にやっていたこと
- アクセント辞典で自信がない単語のアクセントを調べる
- 区切る部分に「/」を付ける
- さらっと全文読んで、どんな内容なのか予め理解しておく
経験者が事前にやっていたことはこちらの3つ。
養成所のテキスト1つ読むだけでも、ここまで予習してレッスンを受けていたのです。
全ては講師から「この子上手いな」と思ってもらいたいから。

声優のレッスンに通う時は、事前にアクセント辞典を購入しておきましょう。
アクセント辞典が何なのか分からない人は、この記事を見てから通販でポチろうね!
講師のアドバイスの仕方1つで自分の立ち位置が分かるように
しばらくレッスンを受けていると、講師も上手い生徒と下手な生徒が区別できるようになってきます。
そして、講師から気に入られている生徒も出てくるのです。
1番分かるのは、講師が生徒にアドバイスしている時。
お気に入りの生徒には、細かい演技指導があったり何回もチャレンジできたり…。
声優志望時代私が講師に言われた意味不明なアドバイスbest3
3位「顔の表情が良いね」(アフレコなのに)
2位「よく読めました」(たった5文字だぞ)
1位「はいは~い」(何が言いたい)当時最底辺の私には、十分過ぎるほど有難きお言葉だったんですよね(;´д`)トホホ#声優志望#声優になりたい
— みーと@元声優ライター (@Miiitoww) July 16, 2019
一方私が言われたアドバイスはこちらのツイート通り。
今思い返しても意味不明だし、適当にあしらっている感満載ですよね(笑)
こうして、クラス内に上手いグループと下手グループの格差が生まれていきました。
いつしか講師に媚びる同期が増えていき…
こうして講師のお気に入りが分かってくると、クラス内の関係も変化が出てきます。
今まで未経験の私にも優しかった経験者の同期たちが冷たくなったのです。

講師にちょっとで爪痕を残したい。自分の力で講師の機嫌を良くしたい。
ねぇ、どうしたら講師から褒めてもらえるの?
あの子の前ではあんなにニコニコしているのに、私の前では目も合わせてくれないの?
こうして、周りの同期は講師に媚びるようになっていきました。

しかも、お金はクラス全員から徴収!
それと同時に、講師に気に入られている人の周りにはいつも人だかりができて、講師の前で仲良しアピールするんです。
「○○さんとさっきカラオケで自主練してきました~♪」と○○さんの腕を組みながら話す同期を見た時
「ここまでしないと声優になれないのか」とゾッとした記憶があります。

次のページは、「声優の講師にしてはいけないNG行動BEST3」です。