もくじ
初見読みに強くなる6つの練習方法

声優になるために初見読みの克服は必須。
次に、初見読みが強くなる6つの練習方法をご紹介します。
事前の発声練習は忘れずに
初見読み以外でも、声出し練習をする前は発声練習を忘れないようにおこないましょう。
特に、初見読みは読み方に目がいきがちですが、いくら文章の文字が追えても口が動かなければ意味がありません。
基本の発声練習から滑舌練習、外郎売など口が動くようにしっかり準備運動をしておくことが大切です。
読む前に句読点や息継ぎするポイントをチェック
練習する前に、軽く文章に目を通しておきます。
その時に、確認しておきたいポイントが以下の3点です。
チェックするポイント
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- 句読点の位置
- 息継ぎする位置
- 言いづらい言葉
初見読みに慣れない間は、息継ぎする部分にスラッシュなどでチェックを入れるのがおすすめ。
また、自分が苦手な言葉(サ行や同じ母音が続く言葉など)を知っておくことで、初見読みのチェックがしやすくなります。
リラックスした状態で声を出しながら練習する
初見読みは、とにかく声を出すことを前提に練習してください。
たまに、声を出さずに口を動かしながら練習する人もいますが、初見に強くなりたい人にとってはあまり意味のない練習方法です。
さらに、常にリラックスした状態で練習することも大切。
声優オーディションや現場は、どうしても緊張したり体に力が入ったりして原稿に集中できなくなりがちです。
緊張感がある場面だからこそ、平常心を保つことができるようになれば、初めて見る文章でも落ち着いて読むことができます。
音読するなら新聞やフリーペーパーがおすすめ
初見読みは、新聞で練習するのがおすすめです。
新聞を取っていない人は、たまにポストに入っているフリーペーパーを代用しても良いでしょう。
新聞やフリーペーパーは、普段私たちが見ない言葉や言いまわしが多く含まれています。

普段の練習から難しい文章に触れておくことで、本番の文章を見ても「な~んだ簡単じゃん!余裕余裕」と感じるようになります。
録音しながら練習する
初見読みは、「初見の原稿を噛まずに言えた!」が良いのではなく、「初見の原稿でも自分が思う演技できた!」が最終的なゴールといえます。
初見の原稿でも納得がいく演技をするためには、やはり自分の声を聞き返すことが1番です。
初見読みに限らず、声優の練習をする時はスマホやボイスレコーダーで録音するクセをつけるようにしましょう!
第三者の前で読む
個人的には、ぶっちゃけこれが1番重要。
初見読みでトチる原因は、人前で読むプレッシャーに弱いのが大きいと思うんです。
私が初見読みが苦手だと感じたのは、レッスン中に大勢の前で発表する時。

1人で練習する時はスラスラ読めていたのに、第三者に聞かれていると思うと本来の力が発揮できなくなる。
それなら、人前で初見で読むことに慣れたら良いんです。
身内や同じ声優志望の仲間でも良いですが
顔見知り程度の人の前で練習してみるとメンタルが鍛えられるのでおすすめ。

ちなみに、私は声優ワークショップの参加者たちの前で毎週のように初見読みの練習をやっていました。
初見読みの克服は技術うんぬんよりメンタルがカギ

滑舌や読解力など初見読みの技術面に関しては、きちんと練習すれば自ずと身に付くもの。
問題は、その力が本番で発揮できるかどうかだと思っています。

声優になると、想像絶するプレッシャーが襲い掛かってくるもので、初見読みごときのプレッシャーにやられているようでは声優業界で生きていけないんですよ。
元声優の私が感じた初見読みを克服するポイントはこの2つ。
初見読みのポイント
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- 毎日かかさず初見読みの練習をする
- 人前で披露する機会を多くする
特に、人前で披露するのは初見読みが強くなる1番の近道だと思っています。