訛りを直す4つの方法
「訛りを直す」と言っても、なかなか難しいですよね。
広島出身の私も、人に言われて初めて自分の訛りが酷いことに気づきました。
そんな私でも、声優になれるレベルに訛りを直した方法を4つご紹介します。
関東出身の人と話しまくる
声優養成所や専門学校の入学をきっかけに東京へ上京した人も多いのではないでしょうか?
地方出身で自分の訛りに不安がある声優志望者は、ぜひ関東出身の人とたくさん話してみてください。
「自分は訛っているんだ…」ということを痛いほど自覚します。
ちなみに、私が最初に指摘された言葉は「地方(チホー)」でした。
「地方」のアクセント
- アクセント辞典に記載されているアクセント:チホ(↗)-(↘)
- 私が言っていたアクセント:チ(↗)ホ(↘)―
専門用語で言い換えれば、アクセント辞典では尾高型(おだかがた)なのに、私は頭高型(あたまだかがた)で話していたんです。
「中国地方」など前に名詞が来る場合は、頭高型の「チ(↗)ホ(↘)ー」でもOKなのですが、単体だと尾高型「チホ(↗)ー(↘)」が正解。
本当に無意識に話していた…なんだったら訛りは無い方だと思っていたので、当時は本当にショックでしたね。
アクセント辞典で調べまくる
上京して訛りがヤバいことに気づいた人、もしくは地元の声優学校に通っていて自分が訛っているかどうか不安な人。
少しでも自分のイントネーションに不安を覚えた人は、アクセント辞典を持ち運ぶことをおすすめします。
気になった言葉のアクセントをその場で調べることができますし、後から調べるより断然頭に入りやすいんです。
中には、電子辞書やスマホアプリで済ませる人もいますが、個人的には本がおすすめです。
本の前後には、解説ページとしてアクセントの種類や無声化、鼻濁音について詳しく記載されています。
アクセント辞典の解説ページにかなり助けられました。
NHKと新明解のアクセント辞典の違いや見方をまとめた比較記事がこちら。
文字ばかりで読むのが億劫になりがちですが、アクセント辞典の解説ページは声優を目指す上で大切なことがたくさん書かれています。
特に、アクセントの仕組みについてイマイチ理解できていない人はぜひ一度チェックしてみてください!
自分の声を録音しまくる
訛りを直すには、とにかく自分の声を聞いて反復練習するのが1番の近道です。
その為には、自分の声を録音するのがおすすめ!
特に、朗読や長ゼリフなど長文を読むと訛りが出やすくなるので、録音後気になった言葉をアクセント辞典でチェックするようにしましょう。
私は、とにかく自分のアクセントに自信がなかったので、ほぼ全部の言葉のアクセントを調べまくっていました(笑)
ラジオでNHKニュースを聞きまくる
調べることも大切ですが、耳で聞くことも訛りを直す上で重要なポイントです。
声優志望の皆さんにぜひやってほしいのが、NHKのラジオを聞くこと。
NHKのアナウンサーの日本語は1番参考になります。さすが、アクセント辞典を出版しているだけある…!
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スマホアプリ「NHKラジオらじる★らじる」は、ラジオ第1・ラジオ第2・NHK-FM放送の音声を聞くことができます。
特に、過去の放送分も聞くことができるので、私はNHKニュースをエンドレスに聞くことが多かったです。
無料でダウンロードできるので、通勤途中やリラックスしている時に音楽感覚で聞いてみてはいかがでしょうか?
上京してすぐに入った養成所で、講師や同期から訛りについてさんざんバカにされていたので
とにかく悔しくて、レッスン日以外でもアクセント辞典は持ち運ぶようにしていました。