皆さんこんにちは!元声優ライターみーと(@miitoww)です。
今回のテーマは、ボイスサンプルです!
声優になるためには、必ずボイスサンプルを収録しなければいけません。
人間って不思議な生き物で、マイク前に立つと自分が思うように演技することができなくなるんです。
こんな人に見て欲しい!
- ボイスサンプルの作り方がよく分からない
- せっかくボイスサンプルを作ったのにダメ出しされた
- ボイスサンプルで他の声優と差をつけたい
声の名刺として大事な大事なボイスサンプル。
今回は、最高のボイスサンプルの作り方をお話していきます!
もくじ
声優のボイスサンプルは思った以上に難しい

まず最初に、声優のボイスサンプルを作るのは思った以上に大変です。
とはいえ、ボイスサンプルを作ったことがない人は、どれくらい大変なのかイマイチ想像できないですよね。
順番
- ボイスサンプルの文章を作る
- 練習する
- 録音する
超簡単に手順を説明するとこんな感じ。文章を作って録音するだけなので、一見簡単に見えがちです。
順番その2
- 自分ができるキャラクターを考える
- ボイスサンプルの文章を考える
- ボイスサンプルの時間を測る
- 練習する
- ボイスサンプルのスタジオを探す
- 収録する
ボイスサンプルの手順を少し細かくしてみました。赤字の部分が追加された項目です。
特に1番の「自分ができるキャラクターを考える」の部分で大抵の声優志望が足止めを食らいます。
自分の得意分野をイマイチ把握していなかったり、自信を持って入れたキャラクターが実はダメダメだったり…。
悲しいかな。自分がやりたいキャラクターと、自分ができるキャラクターは違うんですよ。

キャラクターの方向性は決まっても、今度はセリフやナレーションの文章が作れない。
作れたとしても、それを演じるために練習する必要がある。
必死に練習したとしても、慣れないマイク前で普段通りに演じることができるのか。

さぁ、そろそろ不安になってきましたか?(笑)
ボイスサンプル制作って大変なんですよ…。
「ボイスサンプル?ただ自分の声を録ればいいんでしょ~。ヘーキヘーキ!」という甘い考えを持つと、確実にどこかで痛い目に遭います。
ボイスサンプルを作るポイントを押さえつつ入念に準備を進めることで、自分の魅力を最大限に引き出すボイスサンプルを作ることができるのです!
声優志望がやりがち!ボイスサンプルの間違った5つの作り方

声優のボイスサンプルでやりがちな間違った作り方を5つご紹介します。
声優志望の皆さんは、自分はどうなのかチェックしてみてくださいね!
ボイスサンプルの時間を守っていない
ボイスサンプルは、ボイスサンプルの制限時間の指定があります。
大体は、2分半~3分以内に収めることが多いです。

しかし、この時間に収められない人がとっても多い!
文章を作ったのはいいけど、実際にマイク前で一通り収録すると時間がオーバーしている…というパターン。
長すぎるボイスサンプルは、最後まで聞いてもらえない可能性が高いです。
似たり寄ったりのキャラクターを入れる
ボイスサンプルで似たり寄ったりのキャラクターばかりを入れると、「この子は演技の幅が狭い」という印象を受けます。
同じようなキャラクターばかりだと聞き飽きてしまい、最後まで聞いてもらえません。
ネットから拾ったセリフやナレーションをそのまま使う
セリフやナレーションを自分で作るのは結構難しいですよね。
そのため、ネットでよくあるボイスサンプルの台本集から拾う人も多いはず。
しかし、ネットで拾った文章をそのまま使うのはおすすめできません。
主な理由はこちらの2つ。
おすすめしない理由
- 他の人とセリフやナレーションが被る
- 文章になっていない
他の人と文章がモロ被りなのは、聞く側からするとかなり印象が悪いです。
また、台本の文章がおかしかったり、背景設定がめちゃくちゃで演じにくいこともあります。
ナレーションを2個以上入れる
ナレーションをやりたい声優志望は、ナレーションを2個以上入れる傾向があります。

ボイスサンプルでナレーションを2個入れたのですが、講師からボロクソ怒られました(苦笑)
「声優志望のナレーションはとても聞くに堪えないレベル」
「自分をアピールするためのボイスサンプルを作るわけだから、下手くそなボイスを入れてどうする!?」
講師から言われた言葉に納得してしまいましたね。

マイク前で演じることを想定していない
収録の時、最初にマイクの高さを合わせてくれるのですが、マイク前で演じるを忘れている声優志望者がいます。
特に多いのが、マイクの前に原稿を置いてしまうこと。
マイクと口の間に原稿があると、もちろん声が乗るわけないですよね。
また、セリフに感情を出し過ぎるあまり、頭や身体が動きすぎてマイク乗りが安定しないパターンもあります。
これは、後で編集するエンジニアさんに恨まれることになるので絶対に辞めましょう(笑)
次のページは「声優のボイスサンプルを作るコツ」です!
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